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ゴールデンエイジ

2025.03.07

私には小学6年生の息子がおり、3年生からバスケットボールのクラブチームに所属しています。
息子の送り迎えで何となくクラブに関わるようになり、私自身経験者だったということもあり、
いつの間にかコーチになっていて、息子が6年生になった昨年4月より、
メインのコーチとして20数名のチームを見ることになりました。

経験者とはいえ人に教えた経験などもちろんなく、
小学生にわかりやすく言語化して伝えることの難しさを日々痛感するようになりました。
人に教えるという事は自分自身も理解していないといけないので、
改めてバスケットのことや、体のケアのことなど様々なことを勉強して、
少しでも子供たちの為になるような新しい知識を身に付けることが出来ました。
また教える相手が小学生なので、心のケアには私なりに一番気をつけてきて、
小学生ですが子供扱いせず一人の人間として接して、楽しさの中に厳しさも交えて、
あえて答えは言わずに、子供たちに考えてもらうようにして自主性、主体性を促すようにしました。

4月から約1年が経ち、子供たちの成長には驚かされるばかりです。
自主的に考えて行動する子はぐんぐんと力をつけていき、
ある子は技術面だけでなく、精神面でも大きく成長してチームのリーダーとなっていきました。
また別の子は自主的ではないものの、目の前の練習を真面目にコツコツとこなしていき、
今ではチームに欠かすことのできない存在となりました。
小学生高学年時期はゴールデンエイジと呼ばれ、運動能力が飛躍的に伸びる時期です。
わずか数週間でも爆発的に伸びるのがゴールデンエイジなので、
このチームを見ていられるのもあと1か月を切ってしまい寂しく思いますが、
残り少ない期間でも更なる成長を楽しみに過ごしていきたいです。

私自身としても学ぶことばかりで、非常に実りの多い1年間となりました。
チーム作りを仕事の進め方と同じように考えるようにして、1年間の長期の目標を立て、
チームの方向性を決めて全員が同じ方向へ顔を向くようにし、短期の目標として1か月ごとにチームにテーマを与えて、
達成度の状態によって次月のテーマを変えるなど、子供たちのモチベーションを維持させながら、
チームの強化に努めていきました。1年前に思い描いた目標にはまだ届いていないかもしれませんが、
ゴールデンエイジの成長力を信じて、私も最後まであきらめず見守っていきたいと思います。

T.H

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