株式会社北村商店 | 愛知県名古屋市

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おせちの準備

2024.12.20

冬至も近づき、いよいよ気忙しくなってきました。
少し気が早いですが、来年のおせちの準備はととのってきていますでしょうか。
おせちには、さまざまな料理が詰められていて、選ばれる食材には縁起の良い意味が込められているのが特徴です。
縁起の良い食材を食べることで、これから始まる1年間が素晴らしいものになるよう祈ります。

例えば、おせちによく使われる食材の中に「蓮根」があります。
おせちの中の蓮根は煮物や筑前煮、酢漬けなど様々な料理で目にします。
蓮根を輪切りにして、穴の形に沿って飾り切りした“花蓮根”は重箱を鮮やかに彩ります。
蓮根には複数の穴が空いていて、向こう側が見通せることから「将来の見通しが良い」という意味をあらわし
「見通しの明るい1年を過ごせますように」という願いが込められているそうです。
また、蓮根の花である蓮は、仏教で極楽浄土に咲く神聖な花とされています。蓮の花には種が多いことから多産を象徴し、
「子孫繁栄」の意味もあるそうです。

おせちに入っている食材はそれぞれに、一年を迎えるにあたっての祈りが込められており、
おせち料理はただの料理ではなく、願いが込められた特別な料理なのだと思います。
とはいえ、おせちの和風の味付けを好まない若い世代の方や、手間のかかる準備を億劫に感じる主婦の方も見えるかと思います。
私の実家でも、ここ数年はネット通販でおせちを頼んでいます。
年末に冷凍便で自宅へ届けてくれ、元旦までに解凍するだけのお手軽さに加え、
洋風にアレンジした今風の味付けのおせちに、母はマンネリ化解消の魅力を感じているようです。

おせちの文化を遺していくために、現代の食習慣や生活様式に合わせて、味付けや作り方を変えていくことも大切だと感じます。
弊社ではおせちによく使われる食材の水煮パック品・缶詰などを揃えています。
蓮根やごぼう、筍、くわい、蕗などなど・・・全て下処理不要ですので、是非おせちの準備にご活用頂き、時短料理にお役立て下さい。
何かと気忙しいこの時期、手間は少しでも減らして、新年を穏やかな心でお迎えくださいね。

Y.N

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